「信頼されるエースになりたいです。」信用と信頼の違い

あなたは

チームの中でどんな存在になりたいですか?

 

「どんな場面でトスが来ても

決めきれる選手」

 

「誰からも尊敬されて、

応援される選手」

 

「後輩から憧れられて、

仲間から信頼される選手」

 

私の元で頑張ってくれている子たちは

こんな想いを持って、

私のところに集まってきてくれています。

 

大事な局面で、

「この人に任せておけば大丈夫」と

信頼してもらえるエース。

 

かっこいいですよね。

 

こういう人になるためには、

一体どうすればいいのでしょうか?

 

この疑問をスッキリさせるためには、

「信用」と「信頼」について、

はっきりと区別しておく必要が

あります。

 

あなたはこの2つをどのように区別しますか?

 

私は、次のように区別します。

 

「信用」…過去のこと

「信頼」…未来のこと

 

信用とは、自分がひたすら

他の人に与え続けるものです。

 

たとえば、毎日毎日

朝練の15分前には体育館にいて、

誰よりも早く体育館のモップがけを

している選手がいました。

 

この選手はどんなに朝早くても

いつもチームメイトがきた時には

ネットを立てれば良い状態までしてくれていて

 

チームメイトはいつも一番に体育館にいる

この選手のことをみていました。

 

またこの選手は、

レーニングを誰よりも一生懸命取り組む

選手でした。

 

どんなにきついトレーニングも

質にこだわって最後までやり抜く

選手でした。

 

チームメイトや監督はその頑張りをいつも

みていました。

 

これらは全て「信用」です。

「"信用"が"ある”」と言いますね。

 

信用は過去のものです。

その人が誰かに与え続けたものや、

ひたすら積み重ねたものを言います。

 

この選手は「"信用"が"ある”」ので、

試合中に大事な局面になった時に

仲間から、

 

「あいつは人一倍練習してたから

あいつに任せておけば大丈夫だ!」

 

と信じてもらえます。

 

これが「信頼」です。

 

信頼は、未来に対する期待です。

まだこの場には存在しません。

 

本当にあいつに任せておけば大丈夫か、

100%ではありません。

 

でも、この選手は、

 

「信用」を積み重ねた結果「信頼」されたんです。

 

日頃の地道な取り組みや、

仲間に対するギブの精神が、

 

仲間からの「信頼」に繋がったのです。

 

これが、信頼されるということ。

信頼されるエースになるということです。

 

もうおわかりですか?

 

大切なのは試合中に決めきれることでは

ありません。

 

もちろんそのスキルも重要ですが、

本当の意味で仲間に信頼されるには、

 

試合当日という非日常よりも、

圧倒的に地味でつまらない日常を

大切に過ごすことです。

 

今日は全力を出し切って

練習できましたか?

 

今日やるべきことを

徹底してやりきりましたか?

 

全人類に与えられている1日の時間は一緒です。

 

あなたは今日、

どれくらいの「信用」を積み重ねられましたか?